ホームレス生活

ニート/ヒキコモリ研修所家を追い出される

Q、35万あったはずでは?
A、ネットカフェやホテル代、飲食費などに全て消えた

35万を一ヶ月で使ったって事は・・一日1万円以上消費した事になるな・・

35万を一ヶ月で…俺と年が近いのに何という贅沢生活。


俺が同じ立場に立ったらどうするか考えてみた。

  1. まず寝袋を手に入れる。
  2. 次にビニールシート。できれば青じゃなくて丈夫な銀のを買う。
  3. そして自転車。
  4. 最後にクーラボックス。

あとは昼は図書館、川で行水、買ってきた野菜はスーパーでもらえる氷と一緒にクーラボックスへ。そんな生活で35万あれば2年はいけるな。


こうした生活で問題となるのは住所が無いこと。住所が無いと公的サービスのほとんどが受けられない。ハローワークで仕事を探すにしても困難だ。面接するにしても結果の連絡さえできない。何より住所不定は雇う側にリスクが大きすぎる。会社の金を持ち逃げされた場合どこを探せばよいのやら…。登記簿の住所に実態の無い会社が信用できないように、住所を持たない人間は信用されない。幽霊会社ならぬ幽霊人間。要するに社会の接点が希薄になるかわりに社会的信用も最底辺に落ち込んでしまうわけだ。


何か代替手段が無いか考えてみたんだが…
私設私書箱やレンタル住所では手紙の転送が主でこうした代わりにはならなそうだ。ちなみに料金はつき3000〜10000位。ホームレスにはきつすぎる出費だ。
土地を一坪(=二畳、3.3m2)買うとしても(ref 国土交通省 <ここがポイント地価公示> トップページ)北海道の小樽で安いのでも一万。東京千代田区だと300万近く。北海道だと冬が越せないだろうな。そもそも一坪だけ買えるものかどうか。
後はルームシェアリング、蛸部屋、ヒモになって女の所に転がりこむとかか。だけど社会との接点を無くそうというひきこもりやホームレスにそんな甲斐性があるとは思えない。


腹を据えてホームレスを続けるとする。
ホームレスといえば空き缶拾いだがあれも簡単にできるものじゃない。まず縄張がある。新参ものは怒られるか追い出されるのがオチ。そもそも空き缶拾いのノウハウを他人に教えるのはタブー中のタブーだ(なぜって?自分の食い扶持が減るからさ。空き缶は無限に落ちてるわけじゃないんで)
網棚の漫画本を集めて売るにも恐いお兄さんに注意しなくちゃいけない。
コンビニの賞味期限切れの弁当をもらうにしても楽じゃない(野良猫に餌やってなつくならかわいいもんだがホームレスになつかれても困るわけだ、店としては)


いったんホームレスになったら這い上がるのは並の努力では足りない。1を二倍すれば2になるが、0.1を二倍しても0.2にしかならない。ホームレスから這い上がるのはいわば0.1からスタートするに等しい。派遣から正社員になるよりもっと大変だろう。


Uターン農業するにしても元手35万じゃ家賃考えると収穫時期まで生きられなそう。
いったんホームレスになったら這い上がるのは実質無理。となればこういう状態に陥る前に先手で仕事を探すしかない。(web作者のアドバイスは正しかったわけだ)
一寸先は闇な社会状況、こんな自体が生じないとも限らない。俺も注意しようと認識を新たにしたのでした。おわり。


追記
ドヤ(レストボックス)なら一泊千円から。大阪の西成が有名だが横浜の寿町(エジソンプラザの近く)など探せばある。こういった所には日雇いの募集もあつまるので、日雇いをしつつ金貯めてアパート借りる&仕事に就くというのが現実的か。

追記2
キャンプ用のテントはお薦めしない。あれはたまに使うレジャー用なので日常的に使うとすぐにダメになる。ビニールシートで自作がお薦め。